あなたが無人島でTシャツを印刷する方法(###05)

スクリーンプリント(シルクスクリーン)の魅力を伝えるリトルプリント「###(メッシュ)」
5号のテーマは自宅で印刷がテーマでした。

設備が整っていない環境で刷る。というところから
”無人島でスクリーンプリントをする”という大枠が決まりました。

それならとアメコミ風のタッチが良いのでは?とご提案。編集者の岩淵さんに設定をこしらえてもらい、キャラクターたちを描きます。

マンガに登場する人物たちのプロット。

人物をある程度固めてマンガのラフへ。無人島でスクリーンプリントしなければならなくなった理由をマンガにしました。

マンガの前半部。スクリーンプリン島に住む家族の物語です。

提出したラフでOK。仕上げに入ります。

仕上げたもの。

他にも家族の背景や、無人島のディテールを挿絵で表現します。

修正や提案しながら、仕上げていきました。

肝心の技術的な説明イラストも抜かりなく、わかりやすく。

工程を説明するイラストは今までと同じ。

この仕事がきっかけでアメコミ研究をしました。調べて思ったのは「アメコミタッチなんて雑な言い方は失礼だなぁ」です。まぁ色んな絵描きがいらっしゃり、多様。中でも「ウォッチメン」の作画を担当されたデイブ・ギボンズさんの絵は、もうヤベェ・・と何度つぶやいたか。確かな造形、心をワシ掴む構図、大胆かつ精緻な影の描き方に大興奮でした。

と、###という冊子は全ての号が”スクリーンプリントを紹介する”という範囲から逸れたところにも面白みのあるお仕事でした。

###(メッシュ) 05

制作時期
2018/12/14-2019/2/18
制作日数
ラフ作成15日 仕上げ15日
制作物
小イラスト16点 中イラスト5点 大イラスト1点
使用ソフト
Photoshop
ほか
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