思い出の道具

妻の実家の押し入れから、算数セットが出てきた。

キレイ好きな義母らしく状態も良い。
中身は、子どもの頃に手元にあったモノとおそらく同じ。
小さな積み木、おはじき、プラスティックのお金など、
眺めているだけで、自然と笑顔になる。

子と広げて遊んでいると「もっと授業で使いたかったなぁ」と妻が言う。

思い返してみると、同じことを思ったような気がする。
学校生活が始まる前に、中のものを床に広げ、学校ってどんな楽しいところなんだろう・・とワクワクとしたように思う。

ただ、算数セットの出番はほとんどなかった。
妻も同じだったようだから、同じ思いを味わった人が全国にいるのかもしれない。
反対に算数セットが授業中に大活躍した体験を持つ人もいるのだろうか。

そんな授業は、ちょっと受けてみたい。