花粉症方針

花粉症と診断されたのは、明確には記憶にないが、コロナ前だったことは確かだ。

耳鼻科の先生に”アンタは1年中花粉症”という診断結果を聞き、続けて「今後は症状が出る前に、点鼻薬を使うようにしましょう」と言われた。

そんな話を聞いてショックを受け、今後は点鼻薬を使い続ける人生になると妄想した。

しかし、何年か経ってみると花粉症のために何かしらの対処をしようと思わなくなってきた。

確かに症状はあるのだが、くしゃみと鼻水がひどい期間は年に2回の１週間ほどで、それが過ぎれば耐えられないほどでもない。私の場合、ほとんどの時間一人で仕事をするから、（家族以外は）迷惑を被る人も少ない。

だから花粉症に対しては、放ったらかしにすることにする。

もしかすると、
コロナの影響で年中マスクを着けていたことで、症状が抑えられていただけなのかもしれない。
放ったらかしにすることが、症状の悪化につながることもあるのかもしれない。

そんなことが頭に浮かばないでもないが、「まぁ、耐えきれなくなれば、点鼻薬を使えば良いや。」という結論に至る。

耳鼻科の先生の治療方針には従わないことにしたが、検査はできて良かった。

”突然くしゃみと鼻水が止まらなくなる”という謎の症状に”花粉症”と名前が付いたことは重要だ。病名がつくだけで安心する。そんな興味深い体験をした。