2026
04/30

2026年4月の見たり読んだり

考える人/池田晶子
カントでもマルクスでもハイデガーでも、池田晶子はひるまない。
難解なものをありがたがってしまうボクにとって、彼女の書きっぷりはまぶしい。

ボクは彼女が「処世哲学」と呼ぶものが好きだ。わかりやすくて役立つものに惹かれるのだ。
それはそれで健全なのかもしれないけれど、「考える」ことは足りていない。

ポール・ランド、デザインの授業/マイケル・クローガー (編)
言葉の定義を明確にしろ。
デザイナーに教養は必須。
全ての案件が難しい。
道具が優秀になっても優秀なデザイナーになるわけじゃない。
新しさは関係ない。大事なのは質だけ。

ポール・ランドの言う当たり前に、いつまで経っても頭が上がらない。

E. McKnight Kauffer: The Artist in Advertising/Caitlin Condell , Emily M Orr (編)
デザインの歴史を扱った本に、1900年あたりのポスターが見開きいっぱいに並ぶページがあった。その中で「Early Bird」は構図も見せ方も大きく違っていた。そんな「Early Bird」が彼の膨大な仕事の一部でしかないことがわかる。仕事の量・幅・タッチの全てが多様で上品。寝る前にながめて、うっとりしながら眠った。

元永語録/増田 喜昭 (編)
長新太さんも五味太郎さんも元永さんも子がきっかけで知った。最近は子も大きくなって、変な絵本に出会う機会が減ったけれど、豊かな体験をさせてもらっている。

この本は元永さんのメモや映像から起こした元永さんの言葉。絵も軽いけど、言葉も軽い。読んでいると好きになってきて、会ってみたくなる。

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