変わらないもの

セミのジャージャーという鳴き声も、いつの間にかスズムシに替わっている。
暑さはいまだにねばこく残っているものの、夜明け前はだいぶと涼しくなってきた。徐々に短い秋が近づいてきているようだ。で、ぜんぜん移ろわないのがカラスだ。寒い日も暑い日も関係なくアーアーと鳴いている気がする。彼らには元気のない時期というのはあるのだろうか。

ということで、なんでも知ってるウソつきに質問してみる。

カレが言うにはカラスは寒さにも強くて年中活動でき、10年くらい生きるらしい。

想像以上に元気だった。

タフで、黒くて、ツヤツヤしてて、群れで動いて、結構でかい。ぴょんぴょん跳ねながら何匹かでゴミを漁る姿はなんともおっかない。けれど、抜群に絵になるんだよなぁ。空が赤くなった頃に、電柱の上からなにかを見ている姿は、季節に関係なくウットリである。