ヘビなやみ

次の干支はヘビだ。

このお題で素敵な年賀状に作るのは大変だ。カンタンなだけに、誰が描いても似たり寄ったりになってしまう。猛々しいヘビの絵は、めでたくもないし・・。

そういえば、今年は何通かの年賀状で『今年で終わりにします』というのがあった。”年賀状じまい”というやつだ。それらには終わらせるに至った思いも綴られていて、読んでいると『私はどうしよう？』と考える。でも、今年も出すだろう。

子どもの頃から年賀状が好きなのだ。
干支のほとんどが普段は描こうとも思わないモチーフばかり。資料を見て構造から理解するようなこともしばしばだ。世には素晴らしいデザインが溢れていて、アイデアは出尽くしているように思える。それでも他とは違うモノが作りたいと、ボツをいくつか出しながら悩む。そして、できたものを伝統を盾に送りつける。この点が最高だ。たぶん、年賀状という言い訳がなければ、こんな傍迷惑をやろうとさえ思わないだろう。

と、書いているうちに、ヘビを描きたくなってきた。