サヨナラ・オルノ

8年ほど使ってきたオルノというシャーペンを変えることにした。

シャーペンの軸のうしろ付近を持つようになってきたことで、ポケットや紙などに引っ掛けるクリップと、オルノ特有の軸の真ん中を折って芯を出す個性が邪魔になってきた。オルノ自体廃盤になって久しいこともあって、クリップのない鉛筆シャープというシャーペンを試してみることにした。

使ってみると、私には軸が細く重さも足りないと感じたので、軸に鉛筆用の滑り止めグリップを３つ連結して、軸全体を覆うことにする。すると一気に使い心地が良くなった。

副産物として、グリップを３つ重ねたことで、シャーペンがダウンジャケットを着ているようなビジュアルになり、その点も微笑ましくて気に入っている。

オルノとの長年の付き合いもあって、芯を出したい時に軸を折ろうとする癖はまだ抜けないが、今後は厚着をしたシャーペンを相棒に落書きに勤しもうと思う。