好きな絵描きさんの本を読んでいると、「絵は手首から先ではなく、腰をつかって描くぐらいでないと」という記述があった。
この考えは、私が大切にしているでもあるのでうれしくなる。三十路を4年過ぎても、自分が尊敬している人との共通点を見つけると嬉しくなる。
ただひとつ気がかりなのが、その心掛け自体がその方の前著に記述されていて、それに感化されて実践し始めたもので、時が経つにつれて感化されたことを忘れているという可能性である。
そうであるなら、共通して当然なわけで、その可能性はかなり高いようにも思えてくる。
と、ここまで書いていて思ったが、別にそれで良いではないか。
先人の叡智に沿った試みを私もしているというのは、素晴らしいことだ。