散歩をしていると、おじいさんが階段の上に倒れていた。
大丈夫かと聞くと大丈夫という。
何分かして
もう一度、同じ場所を通り過ぎようとすると
やはり倒れている。
もう一度、大丈夫かと聞くと大丈夫という。
起きられるかと聞くと起きられないという。
どうしたのかと聞くと、返事が返ってこない。
ということで救急車を呼ぶ。
救急隊員がきて倒れているおじいさんと話す。
どうやら、おじいさんは飲み過ぎてそうなったようだ。
何でそれを言わなかったのか!?とも思ったが
年代なのか、そこらへんに恥じらいがあったのかもしれないし、
それを聞いても、結局救急車を呼んでいたようにも思った。
経緯はどうあれ、おじいさんが独り倒れている状況は
生半可な知識があるせいで、おじいさんを安易に動かすこともできない。
かといって、中途半端な良心と小心はおじいさんを無視することもできない。
ということで、今後も同じ状況にぶつかれば
救急車を呼ぶのだろう。