紛いなりにも絵なんかを仕事にしていると、
芸術品をどう見るのかを聞かれたりする。
それをいっちゃぁお終いよ。とは思うのだけれど
作品の善し悪しは好みの問題であり、目の前にある作品が全てだと思う。
もし直感的に、琴線に触れるような作品に出会ったのなら
そこからその作品と深く関わって行けば良いし、
何だか気になる作品は、保留しておけば良い。
(蛇足にはなるけれど、何だか気になるものは
後々ものすごく好きになることが多いように感じる。)
全世界で評価されているものや、世界平和をテーマにしたものは、
好き嫌いで判断するのは本当に難しい。
余計な文脈を無視して作品を、純粋な好き嫌いのみで判断する。
こんなのが、個人的には好みであり、これほど贅沢な鑑賞は無いと思う。